エピローグ

以上に示したように、都市伝説は虚偽でした。

嘘をつくのは容易いことですが、それが嘘だと証明するのには、いかにコストを要するかを実感しました。

では、最後に──

下記の文章を「ウェンウェンと泣きながら」声に出して読んでみてください。
少し長いですが、大声を出して泣きながら、心を込めて読んでください。
そして、読み終わった直後に、粋な冗談を言ってみてください。

 あの病院見てね、いろんなこと考えたね。絶対戻らない、ほっといちゃ骨折だらけで死んじゃう。それをあれだけかいがいしくお医者さんも看護婦さんもボランティアしてやってるわけだろ。ああいう人ってのは人格あるのかね。つまり意思持ってないんだからね。僕は自分で結論出してないんだ。逆にみなさんどう思うのかなあって思ってさ。

 もう絶対よくならない、自分がだれか分からない、生まれてきたか生きたかも分からない。ただ、人間として生まれてきたけども、ああいう障害で、しかもああいう状況になって、かけてるお金も大変なものだけど、しかし、こういうことやってるのは日本だけでしょうな。人から見たら素晴らしいことと言う人もいるし、おそらく西洋人なんかね、切り捨てちゃうんじゃないかと思うけどね。そこらへん、やっぱり宗教観とかの違いだろうけど。

 ただ、僕はやっぱり非常に分かんないのは自分の文学の問題にとってもねえ、こう触れてくるんでね。例えばああいう問題って安楽死なんかにつながるんじゃないかなって気がするんだけど。ああいう患者さんっていうか入居者ってのを、人格ってのをですね、認める人と認めない人があるんじゃないか。日本人は認めるんだろうなあ。西洋人てのは認めないんじゃないかなあ。どうなんだろう。本当に分からない。非常に大きな問題を抱えて私は帰ってきましたがね。もっとみなさんの意見聞かしてよ。

[※]

うまく朗読できたでしょうか。そして粋な冗談を言えましたか。

模範的な冗談を紹介して終わります。

まあ、これ言うと文学的になって諸君らには分からんだろうから。まあ、そりゃあ冗談だけど、行政に関係ないからね。

[※]

── 終わり ──


[※] 東京都知事・定例記者会見 1999.09.17















YassyBusters








──しかし伝説は終わらない



Back To the Future - TO BE CONTINUED
前のページ:3. 検証と結論
石原都知事「人格」発言 - 資料集
はじめに