都市伝説・関連資料

「ウェンウェンと泣く」とは

大声で泣くこと。号泣。おもに幼い子供が泣くさま。

「ウェンウェン」は泣き声の擬音語。類語:わんわん・おいおい・えんえん・わーん・うわーん・うえーん・えーん・うえーんうえーん・えーんえーん・うおんうおん。

用例

ええん、うえん、うえん、うえん、うおん、うおん、うおんといふ号泣が益々高く鳴り出してゐた。
 ――口惜しい口惜しい口惜しいッ! うえんうえんうえんうえん……
 ――泣くんぢやありませんよ。泣いても初まりやしないのに。
「仲通りの牛肉屋のペスとそつくりの鳴き声だぞ! えんえんえん、うおんうおんうおん……まるで区別がつかねえや」
──── 坂口安吾『竹薮の家』(1931)
「私は彼の胸の中で、子供のようにウェンウェン泣いちゃった。負けず嫌いで、ツッパってきた私が、初めて人前で見せた涙だったような気がする……」
──── 家田荘子『極道の妻たち』(1986)
何に機嫌を損ねたのか、小さな弟はうえんうえんと泣きじゃくり、その横で幼稚園の年長ほどの兄が、風呂敷包みを片手に提げ、途方に暮れていた。
──── 万城目 学『鴨川ホルモー』(2006)
まっ先に、ガキ大将が逃げた。[中略] 最後尾になった者に、タケヤス軍があびせる竹の棒の音がビシビシと聞こえ、ウエーンという泣き声が聞こえる。
──── 水木しげる『ねぼけ人生』(1982)
「情けねえ餓鬼だぜ」とアンちゃんが嘲った。「でけえ図体しやがってからに。面みたときゃあ、もう少し根性あるかと思ったがよ」
うえーん、うえーん、実はあるんですゥ」
──── 菊地秀行『エイリアン魔獣境1』(1983)
子供のようにスプーンで離乳食を食べさせてもらったり、あたたかい父親の胸で眠ってみたり、ウェーンと大きな声で泣きたがっているガキ。
──── 高野悦子『二十歳の原点』(1969)

ウエーン、でも、結構、今から思うと、すごい事件だった」
「そうよ、滅多にないわよ、ああいうパニックって」
──── 田中康夫『昔みたい』(1987)
お料理? ウエーン、そんな質問、しないで。美和、スクランブル・エッグだって、黒みがかった黄色になっちゃうんだもの。
──── 田中康夫『スキップみたい、恋みたい』(1988)
でも実は、その時にウェンウェンと泣きながら彼は語っていたわけです。
──── 田中康夫『しなやかな革命』(2001)


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